桃源問津図

とうげんもんしんず
     

「桃源」は陶淵明の「桃花源記」の桃源郷をさす。晋代、王道真が桃の花が流れる源に、秦の悪政を避けて暮らす人びとが、暦も知らずに晴耕雨読する桃源郷を尋ね得たが、再び太守らを伴って尋ねたところ、道を失い至ることが出来なかった理想郷である。漁夫は文人の理想とした隠逸の世界を代表するものであり、文人画の題材として好んで描かれた。

                                               
作品名桃源問津図
ふりがなとうげんもんしんず
作者銭慧安
国名中国
制作年清時代後期
寸法64.9×33.3cm
目録番号4b-0228
釈文桃源問津 曽見六如居士有此清谿樵子撫于雙管廔

「桃源」は陶淵明の「桃花源記」の桃源郷をさす。晋代、王道真が桃の花が流れる源に、秦の悪政を避けて暮らす人びとが、暦も知らずに晴耕雨読する桃源郷を尋ね得たが、再び太守らを伴って尋ねたところ、道を失い至ることが出来なかった理想郷である。漁夫は文人の理想とした隠逸の世界を代表するものであり、文人画の題材として好んで描かれた。

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