楷書八言対聯

かいしょはちごんついれん
     

この作品は濃い橙色の染め紙に金箔を散らした豪華な紙に書かれています。一文字の大きさは20㎝ほどの堂々とした楷書です。作者の翁同龢(1830~1904)は清時代同治(1862~1874)・光緒(1875~1908)年間の書の第一人者と評されています。顔法を基礎としながら、北碑や多くの古典を学んだといいます。この作品の見どころは、右幅の「竹冠」と左幅の「糸偏」の変化です。字体に変化をつけることで連続する同じ部首の字を、自然な流れにしています。

右幅は蘇軾(1037~1101)の詩から、左幅は南北朝(6世紀)北斉の徐陵(507~583)の文章から取ったものです。(漢字部 資料紹介 2015年8月号)

                                               
作品名楷書八言対聯
ふりがなかいしょはちごんついれん
作者翁同龢
国名中国
制作年清時代後期
寸法各203.6×40.6cm
目録番号4A-2495
釈文寅生大兄大雅属書 尊俎千峰笙簧万籟 漁猟三史紛綸六経 瓶生翁同龢

この作品は濃い橙色の染め紙に金箔を散らした豪華な紙に書かれています。一文字の大きさは20㎝ほどの堂々とした楷書です。作者の翁同龢(1830~1904)は清時代同治(1862~1874)・光緒(1875~1908)年間の書の第一人者と評されています。顔法を基礎としながら、北碑や多くの古典を学んだといいます。この作品の見どころは、右幅の「竹冠」と左幅の「糸偏」の変化です。字体に変化をつけることで連続する同じ部首の字を、自然な流れにしています。

右幅は蘇軾(1037~1101)の詩から、左幅は南北朝(6世紀)北斉の徐陵(507~583)の文章から取ったものです。(漢字部 資料紹介 2015年8月号)

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