楷書六言対聯

かいしょろくごんついれん
     

徐三庚(1826~1890)、字は辛穀、号は金罍山民、浙江上虞の人。篆刻の名手として知られる。明治初年に円山大迂(1838~1916)が渡清して師事し、その篆法を伝えたことから、日本篆刻界への影響も大きい。書は篆・隷にすぐれ、金農の筆法も取り入れた。

本作は横画が太くて縦画が細く、独特な隷意を帯びた作風となっている。

                                               
作品名楷書六言対聯
ふりがなかいしょろくごんついれん
作者徐三庚
国名中国
制作年清時代後期 光緒13年(1887) 61歳
寸法各124.0×30.7cm
目録番号4A-0979
釈文行蔵安於所遇 仁義不假外求 欽禹仁兄大人読書之餘輒嘗麹糵卓識高邁安於所遇毎清昼良宵与二三朋儕放 擢梅岑霞嶼間〈昌+麗〉酒当歌縦譚古今則頤養性情今人称羨諶芸林之隠君子 也茲出十二言属書楹帖爰述数言以志景仰云爾即稀 教之是年丁亥午夏上虞翯〈口+然〉散人弟徐三庚褒海時客滬上

徐三庚(1826~1890)、字は辛穀、号は金罍山民、浙江上虞の人。篆刻の名手として知られる。明治初年に円山大迂(1838~1916)が渡清して師事し、その篆法を伝えたことから、日本篆刻界への影響も大きい。書は篆・隷にすぐれ、金農の筆法も取り入れた。

本作は横画が太くて縦画が細く、独特な隷意を帯びた作風となっている。

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