楷書臨大唐中興頌軸

かいしょりんだいとうちゅうこうしょうじく
     

伊秉綬(1754~1815)は、字を組似、号を墨卿といい、福建寧化の人。乾隆54年(1789)の進士。その書は、独特な造形の隷書で知られるが、楷書・行書では、顔真卿(709~785)風の作品を残している。

本作は、大暦6年(771)建碑の「大唐中興頌碑」の節臨作品。伊秉綬の書は、顔真卿から入り、のちに各体を兼ねたと評されるが、篆隷の要素を取り入れた顔法の習得が、篆意ある隷書を生んだのかもしれない。上海の収蔵家である李宣龔(1876~1953)の旧蔵品。

                                           
作品名楷書臨大唐中興頌軸
ふりがなかいしょりんだいとうちゅうこうしょうじく
作者伊秉綬
国名中国
制作年清時代中期
寸法138.3×37.4cm
目録番号4A-2824

伊秉綬(1754~1815)は、字を組似、号を墨卿といい、福建寧化の人。乾隆54年(1789)の進士。その書は、独特な造形の隷書で知られるが、楷書・行書では、顔真卿(709~785)風の作品を残している。

本作は、大暦6年(771)建碑の「大唐中興頌碑」の節臨作品。伊秉綬の書は、顔真卿から入り、のちに各体を兼ねたと評されるが、篆隷の要素を取り入れた顔法の習得が、篆意ある隷書を生んだのかもしれない。上海の収蔵家である李宣龔(1876~1953)の旧蔵品。

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