「泉州万安橋記碑」は、福建省泉州の洛陽江に建造された万安橋(のち「洛陽橋」)の由来を記した碑。架橋の発起人であり筆者の蔡襄(1012~1067)は、字を君謨といい、福建興化の人。天聖8年(1030)の進士。書では、蘇軾(1037~1101)・黄庭堅(1045~1105)・米芾(1051~1107)とともに「宋の四大家」に数えられる。その書は、行書が有名であるが、大字は顔真卿(709~785)の書風を受け継ぐ。本作も、結体・筆法ともに顔法を真正面から取り入れたものである。
作品名 | 泉州万安橋記碑 |
ふりがな | せんしゅうばんあんきょうきひ |
作者 | 蔡襄 |
国名 | 中国 |
制作年 | 北宋時代 嘉祐4年(1059)刻 |
寸法 | 42.0×26.0cm |
目録番号 | 碑ー宋ー002 |
「泉州万安橋記碑」は、福建省泉州の洛陽江に建造された万安橋(のち「洛陽橋」)の由来を記した碑。架橋の発起人であり筆者の蔡襄(1012~1067)は、字を君謨といい、福建興化の人。天聖8年(1030)の進士。書では、蘇軾(1037~1101)・黄庭堅(1045~1105)・米芾(1051~1107)とともに「宋の四大家」に数えられる。その書は、行書が有名であるが、大字は顔真卿(709~785)の書風を受け継ぐ。本作も、結体・筆法ともに顔法を真正面から取り入れたものである。