漢篆千字文(完)

かんてんせんじもん
     

日本の篆刻家として名高い高芙蓉(1722~1784)の著述「漢篆千字文」四巻を一巻本として再編成し、出版したもの。芙蓉は、細井広沢(1658~1735)らの篆刻に飽き足らず、当時、中国より舶載された古銅印を研究し、その探究心は秦漢の印篆にまで及んだ。その文字列は、千字文に倣ったもので、千字文の広がりを見て取ることができる。

                                           
作品名漢篆千字文(完)
ふりがなかんてんせんじもん
作者高芙蓉
国名日本
制作年江戸時代後期 寛政9年(1757)初版
寸法24.0×17.5cm
目録番号WSO-0054

日本の篆刻家として名高い高芙蓉(1722~1784)の著述「漢篆千字文」四巻を一巻本として再編成し、出版したもの。芙蓉は、細井広沢(1658~1735)らの篆刻に飽き足らず、当時、中国より舶載された古銅印を研究し、その探究心は秦漢の印篆にまで及んだ。その文字列は、千字文に倣ったもので、千字文の広がりを見て取ることができる。

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