沈心海(1855~1941)は、原名は涵、別名は兆涵という。江蘇省崇明の人。銭慧安の入室の弟子で、絵画は花卉、山水、人物ともに善くし、もっとも美人画を得意とした。また書にも巧みであった。花木を育てることを趣味として、庭には多くの名花珍花を集めていた。本作品は、赤い衣に身をまとい、黒い髭を生やした仏の姿を描く。瓶に挿された一輪の花からは今にも高貴な香りが立ち込めてきそうである。
作品名 | 無量寿仏図 |
ふりがな | むりょうじゅぶつず |
作者 | 沈心海 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代末期 光緒31年(1905) |
寸法 | 94.0×57.7cm |
目録番号 | 4b-0041 |
釈文 | 無量寿仏 沈兆涵作于種蕉軒 |
沈心海(1855~1941)は、原名は涵、別名は兆涵という。江蘇省崇明の人。銭慧安の入室の弟子で、絵画は花卉、山水、人物ともに善くし、もっとも美人画を得意とした。また書にも巧みであった。花木を育てることを趣味として、庭には多くの名花珍花を集めていた。本作品は、赤い衣に身をまとい、黒い髭を生やした仏の姿を描く。瓶に挿された一輪の花からは今にも高貴な香りが立ち込めてきそうである。