牧童図

ぼくどうず
     

顧譲(1857~1931)は字を吉安といい、青山樵子と号した。江蘇揚州の人。山水・人物・花鳥などあらゆる画題を得意とし、特に人物画では揚州を代表する画家に数えられた。

牛は、最も早く家畜化された動物の一つであり、農耕や犠牲などに利用されたことから、豊穣を象徴する。また、その粘り強い性格から、剛直・尊厳・威力に喩えられとともに、説話にも、老子(生卒年不詳)の乗り物や七夕の牽牛など数多く登場する。本図も禅の悟りを示す「十牛図」を彷彿させる構図である。

                                           
作品名牧童図
ふりがなぼくどうず
作者顧譲
国名中国
制作年民国18年(1929)
寸法94.0×57.5cm
目録番号4b-0025

顧譲(1857~1931)は字を吉安といい、青山樵子と号した。江蘇揚州の人。山水・人物・花鳥などあらゆる画題を得意とし、特に人物画では揚州を代表する画家に数えられた。

牛は、最も早く家畜化された動物の一つであり、農耕や犠牲などに利用されたことから、豊穣を象徴する。また、その粘り強い性格から、剛直・尊厳・威力に喩えられとともに、説話にも、老子(生卒年不詳)の乗り物や七夕の牽牛など数多く登場する。本図も禅の悟りを示す「十牛図」を彷彿させる構図である。

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