猪図斗方

いのししずとほう
     

本作は、餌を食べる親子のブタを描く。中国語の「猪」はブタを指し、イノシシは「野猪」と表記する。家畜化されたブタは財産であり、富裕の象徴とされた。古代、死者に玉製のブタを握らせて埋葬する習慣があったが、これは死後の裕福を願ったもの。またブタは子沢山なことから、子孫繁栄の意味もある。

                                               
作品名猪図斗方
ふりがないのししずとほう
作者顧譲
国名中国
制作年清末~民国
寸法26.2×28.8cm
目録番号t-0833-2
釈文吉安顧譲

本作は、餌を食べる親子のブタを描く。中国語の「猪」はブタを指し、イノシシは「野猪」と表記する。家畜化されたブタは財産であり、富裕の象徴とされた。古代、死者に玉製のブタを握らせて埋葬する習慣があったが、これは死後の裕福を願ったもの。またブタは子沢山なことから、子孫繁栄の意味もある。

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