「玄秘塔碑」は、大達法師端甫(770~836)の埋骨塔の由来を記す。筆者の柳公権(778~865)は、字を誠懸といい、陝西華原の人。能書で知られ、広く諸家を取り入れたが、特に顔真卿(709~785)の影響が強い。「顔筋柳骨」と称され、顔法よりも細く骨ばった書風である。本作も、鋭い直線的な筆致で、横画と縦画の太さを変え、美しさと力強さを兼ね備えている。柳公権64歳、その書風の完成期の代表作である。
作品名 | 玄秘塔碑 |
ふりがな | げんぴとうひ |
作者 | 柳公権 |
国名 | 中国 |
制作年 | 唐時代 会昌元年(841)刻 |
寸法 | 237.2×113.6cm |
目録番号 | 拓整ー0024 |
「玄秘塔碑」は、大達法師端甫(770~836)の埋骨塔の由来を記す。筆者の柳公権(778~865)は、字を誠懸といい、陝西華原の人。能書で知られ、広く諸家を取り入れたが、特に顔真卿(709~785)の影響が強い。「顔筋柳骨」と称され、顔法よりも細く骨ばった書風である。本作も、鋭い直線的な筆致で、横画と縦画の太さを変え、美しさと力強さを兼ね備えている。柳公権64歳、その書風の完成期の代表作である。