王伝燾(1903~1978)、字は季眉、民国初期に上海で画名を馳せた王震(1867~1938)の子。幼い頃から父とその師であり友であった呉昌碩の薫陶を受け、とくに山水・花卉を得意とした。本作は、花瓶にいけられた白鶴花(タマノカンザシ)を描くが、濃淡をまじえた鮮やかな色彩が清しい作品である。 Share Twitter Facebook Pinterest Email Copy Url