呉湖帆(1894~1968)は倩庵と号し、字である湖帆で通ります。清末の高級官僚であるとともに著名な金石学者であった呉大澂(1835~1902)の孫。書画家として上海で活躍しました。
文人の代表的趣味に「琴・碁・書・画」があります。「琴」とは、古く周代に起源を持つ七弦の楽器で、日本の十三弦有柱の「筝(そう)」とは異なります。琴は最も重用された楽器で、文人必携のアイテムとされました。本作は、明代を代表する文人である徐渭(1521~1593)に倣ったものであると記されています。
作品名 | 竹韻琴聲図 |
ふりがな | ちくいんきんせいず |
作者 | 呉湖帆 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国25年(1936) |
寸法 | 94.8×39.3cm |
目録番号 | 4b-0681 |
釈文 | 竹韻琴声 丙子仲冬月仿天池 道人筆法於申浦 寓次 呉湖帆 |
呉湖帆(1894~1968)は倩庵と号し、字である湖帆で通ります。清末の高級官僚であるとともに著名な金石学者であった呉大澂(1835~1902)の孫。書画家として上海で活躍しました。
文人の代表的趣味に「琴・碁・書・画」があります。「琴」とは、古く周代に起源を持つ七弦の楽器で、日本の十三弦有柱の「筝(そう)」とは異なります。琴は最も重用された楽器で、文人必携のアイテムとされました。本作は、明代を代表する文人である徐渭(1521~1593)に倣ったものであると記されています。