羅振玉(1866~1940)は字を叔言といい、雪堂と号した。清末の大学者で、甲骨文字解読や青銅器の銘文研究などで多くの業績を残した人物。また、書作においても自らが研究した甲骨文字や金文を多く臨書した。本作は、西周時代に作られた「不き敦」という青銅器のふたに鋳込まれた銘文を臨書したもので、学者としての謹厳実直さが、規律正しく格調ある筆使いによって伝わってくるような作品である。
作品名 | 篆書臨不〓敦蓋銘軸 |
ふりがな | てんしょりんふきとんがいめいじく |
作者 | 羅振玉 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国14年(1925) |
寸法 | 132.0×32.5cm |
目録番号 | 5A-1136 |
釈文 | 白氏曰不〓頓方玁狁広伐西俞王命 我羞追于西余来帰献禽余命女御追 于〓女以我車宕伐于高陶 乙丑仲春既望松心羅振玉節臨不〓敦盖銘 |
羅振玉(1866~1940)は字を叔言といい、雪堂と号した。清末の大学者で、甲骨文字解読や青銅器の銘文研究などで多くの業績を残した人物。また、書作においても自らが研究した甲骨文字や金文を多く臨書した。本作は、西周時代に作られた「不き敦」という青銅器のふたに鋳込まれた銘文を臨書したもので、学者としての謹厳実直さが、規律正しく格調ある筆使いによって伝わってくるような作品である。