緑線板硯

りょくせんばんけん
     

板状の墨池のない硯のことを「硯板」といい、中国では「板硯」といわれる。上質な石質のため、削ったり彫ったりすることをせず、そのままの状態で硯として使用する。また、墨汁の膠分が固まるのを嫌い、手入れが容易であったことも、この硯が流通した理由の一つである。

                                           
作品名緑線板硯
ふりがなりょくせんばんけん
作者不詳
国名中国
制作年不詳
寸法4.1×11.8×18.4cm
目録番号M-2

板状の墨池のない硯のことを「硯板」といい、中国では「板硯」といわれる。上質な石質のため、削ったり彫ったりすることをせず、そのままの状態で硯として使用する。また、墨汁の膠分が固まるのを嫌い、手入れが容易であったことも、この硯が流通した理由の一つである。

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