篆書臨史懋壷軸

てんしょりんしぼうこじく
     

原名は暠、字は醒盦といい、性涵と号しました。江蘇崇明の人です。杭州や上海に流寓して六書を精究しました。篆刻は秦漢の古印を基礎とし、浙派・鄧派の各派を学び「神妙ならざるはなし」と評されます。書は各体に巧みで、なかでも篆隷は確かな基準を自身の中に持っています。
史懋壷は西周の青銅器で酒を入れる酒器です。象形の名残りがある字形を、自由でありながら理にかなった運筆で表現しています。(漢字部 資料紹介 2017年11月号)

                                               
作品名篆書臨史懋壷軸
ふりがなてんしょりんしぼうこじく
作者童大年
国名中国
制作年民国16年(1927)
寸法73.5×34.4cm
目録番号4A-1386
釈文隹八月既死覇戊寅王 才京湿宮寴令史懋 路筮咸乎伊白易懋 貝懋拜稽首 丁卯夏五月節撫 史懋壶文童大年

原名は暠、字は醒盦といい、性涵と号しました。江蘇崇明の人です。杭州や上海に流寓して六書を精究しました。篆刻は秦漢の古印を基礎とし、浙派・鄧派の各派を学び「神妙ならざるはなし」と評されます。書は各体に巧みで、なかでも篆隷は確かな基準を自身の中に持っています。
史懋壷は西周の青銅器で酒を入れる酒器です。象形の名残りがある字形を、自由でありながら理にかなった運筆で表現しています。(漢字部 資料紹介 2017年11月号)

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