花卉図団扇

かきずだんせん
     

清時代後期に活躍した杜祖培(1859~1935)による花卉図。落款には「南田粉本=惲寿平(1633~1690)の手本を写した」とある。しなやかな曲線で描き出させた枝ぶりと、花弁が幾重にも重なる花の豊かさが見事である。画面右上部の葉は、花や枝よりも手前にあるよう描かれ、紙面の奥行きも表現されている。

                                               
作品名花卉図団扇
ふりがなかきずだんせん
作者杜祖培
国名中国
制作年清末~民国
寸法22.2×21.5cm
目録番号1F-0047-1
釈文臨南田粉本 枝先太守大人雅政 杜祖培学絵

清時代後期に活躍した杜祖培(1859~1935)による花卉図。落款には「南田粉本=惲寿平(1633~1690)の手本を写した」とある。しなやかな曲線で描き出させた枝ぶりと、花弁が幾重にも重なる花の豊かさが見事である。画面右上部の葉は、花や枝よりも手前にあるよう描かれ、紙面の奥行きも表現されている。

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