花卉図斗方

かきずとほう
     

清時代後期に画家として活躍した李野(1843~?)が、惲寿平(1633~1690)の「粉本」(手本)に倣って描いた作品。ニジミを利用して葉を描き、茎や花は輪郭線と着色により表現する。花が生えている岩場は、カスレを用いた墨の線で描き出される。あらゆる技法を使いこなせる作家の自負が表れているようである。

                                               
作品名花卉図斗方
ふりがなかきずとほう
作者李野
国名中国
制作年清時代末期 光緒22年(1896)
寸法31.5×31.4cm
目録番号4a-3665-1
釈文東籬隹色 擬甌香館粉本 丙申秋九月 石道人野

清時代後期に画家として活躍した李野(1843~?)が、惲寿平(1633~1690)の「粉本」(手本)に倣って描いた作品。ニジミを利用して葉を描き、茎や花は輪郭線と着色により表現する。花が生えている岩場は、カスレを用いた墨の線で描き出される。あらゆる技法を使いこなせる作家の自負が表れているようである。

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