沈振麟は、字を鳳池という。呉県(現在の江蘇省蘇州)の人。咸豊、同治年間(1851~1874)に内廷画院に仕えた。人物の肖像画を得意とし、花鳥の写生、山水画にも秀でていた。画家としての名声は非常に高く、慈禧太后(西太后)(1835~1908)から「伝神妙手」と書かれた親筆の扁額を賜った。
本作には、内廷画院に仕えた経歴を表す、「臣沈振麟恭絵」の款記と「恭絵」の朱文印が見られる。菊花の透き通るような美しさは、宮廷画家としての面目躍如であろう。
作品名 | 花卉図 |
ふりがな | かきず |
作者 | 沈振麟 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 89.0×41.5cm |
目録番号 | 4a-1484 |
釈文 | 臣沈振麟恭絵 |
沈振麟は、字を鳳池という。呉県(現在の江蘇省蘇州)の人。咸豊、同治年間(1851~1874)に内廷画院に仕えた。人物の肖像画を得意とし、花鳥の写生、山水画にも秀でていた。画家としての名声は非常に高く、慈禧太后(西太后)(1835~1908)から「伝神妙手」と書かれた親筆の扁額を賜った。
本作には、内廷画院に仕えた経歴を表す、「臣沈振麟恭絵」の款記と「恭絵」の朱文印が見られる。菊花の透き通るような美しさは、宮廷画家としての面目躍如であろう。