若田石硯

わかたいしけん
     

若田石は、長崎県対馬市で産出されるもので、紫式部(生卒年不詳)が『源氏物語』の執筆時に愛用したという伝承があり、漆黒の自然美が特徴である。江戸時代初期の儒学者・林羅山(1583~1657)が、中国の端溪硯に匹敵する出来として高く評価している。
裏面には「若田石 寿峰作」の銘がある。「寿峰」とは、若田硯の職人である広田幸雄氏のことで、広田氏は「現代の名工」として名高い人物である。

                                           
作品名若田石硯
ふりがなわかたいしけん
作者広田幸雄
国名日本
制作年現代
寸法2.1×15.1×19.5cm
目録番号YJ-017

若田石は、長崎県対馬市で産出されるもので、紫式部(生卒年不詳)が『源氏物語』の執筆時に愛用したという伝承があり、漆黒の自然美が特徴である。江戸時代初期の儒学者・林羅山(1583~1657)が、中国の端溪硯に匹敵する出来として高く評価している。
裏面には「若田石 寿峰作」の銘がある。「寿峰」とは、若田硯の職人である広田幸雄氏のことで、広田氏は「現代の名工」として名高い人物である。

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