万年和合図扇面

まんねんわごうずせんめん
     

「和合」とは、「和合二聖」、すなわち唐代の僧寒山、拾得のこと。夫婦が仲睦まじくあるようにと願うもので、民間で好まれる画題である。後方の合仙が持つ 盒から多数の蝙蝠が飛び立っていく。蝙蝠は富貴の象徴とされた。また、前方右の人物は劉海蟾で、その足元には、万年青(おもと)が描かれる。万年青は皆万 年に通じ、商人が喜ばれた画題である。天貺節(てんきょうせつ〕)6月6日の天書再降日の前日に描かれた作品。

                                               
作品名万年和合図扇面
ふりがなまんねんわごうずせんめん
作者銭慧安
国名中国
制作年清時代後期 光緒6年(1880)
寸法18.0×49.2cm
目録番号4a-1184-1
釈文萬年龢合 百福輧臻 辰天貺節前日 師華秋岳筆 耀瞻大人雅属 清谿樵子 銭慧安

「和合」とは、「和合二聖」、すなわち唐代の僧寒山、拾得のこと。夫婦が仲睦まじくあるようにと願うもので、民間で好まれる画題である。後方の合仙が持つ 盒から多数の蝙蝠が飛び立っていく。蝙蝠は富貴の象徴とされた。また、前方右の人物は劉海蟾で、その足元には、万年青(おもと)が描かれる。万年青は皆万 年に通じ、商人が喜ばれた画題である。天貺節(てんきょうせつ〕)6月6日の天書再降日の前日に描かれた作品。

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