呉観岱(1862~1929)は、初め名を宗泰といいました。観岱は字です。幼い頃、商店学徒として働きましたが、後に清時代初期の画家で新羅山人という号で有名な華嵒(1682~1756?)や、惲寿平(1633~1690)などを学び、水墨梅竹画や山水画をよくしました。書にも巧みで、この作品も粘りのある筆遣いで、左右の聯でそれぞれ異なる山水画を見せるように、情緒のある書きぶりです。(漢字部 資料紹介 2013年12月号)
作品名 | 行書七言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょしちごんついれん |
作者 | 呉観岱 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国12年(1923) |
寸法 | 各174.0×36.5cm |
目録番号 | 4A-3742 |
釈文 | 裕成仁兄先生雅属 萬頃烟波鷗世界 九秋風靄鶴精神 癸亥大暑呉観岱時季六十二 |
呉観岱(1862~1929)は、初め名を宗泰といいました。観岱は字です。幼い頃、商店学徒として働きましたが、後に清時代初期の画家で新羅山人という号で有名な華嵒(1682~1756?)や、惲寿平(1633~1690)などを学び、水墨梅竹画や山水画をよくしました。書にも巧みで、この作品も粘りのある筆遣いで、左右の聯でそれぞれ異なる山水画を見せるように、情緒のある書きぶりです。(漢字部 資料紹介 2013年12月号)