愛らしい「りす」の姿を捉えた作品です。りすには、松の皮や栗を好んで食べることから、栗鼠(りす)、松狗(しょうく)、松鼠(しょうそ)などの漢字があてられます。画面では、下方に見られる一匹が、葡萄の房にしがみ付いています。葡萄もりすの好物です。画面左上に「庚辰秋九月七二叟金夢石写」とみえます。金夢石(1869~1950)は名を龢(わ)といい、民国期に活躍した画人です。七二歳にしてその筆は、敏捷なりすの姿を活写しています。
作品名 | 葡萄松鼠図 |
ふりがな | ぶどうしょうそず |
作者 | 金夢石 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国29年(1940) |
寸法 | 105.0×41.0cm |
目録番号 | 4a-0093 |
釈文 | 一架明珠堪共賞瓊漿 巧取自延年 序卿先生法正 庚辰秋九月七二叟金夢石写 |
愛らしい「りす」の姿を捉えた作品です。りすには、松の皮や栗を好んで食べることから、栗鼠(りす)、松狗(しょうく)、松鼠(しょうそ)などの漢字があてられます。画面では、下方に見られる一匹が、葡萄の房にしがみ付いています。葡萄もりすの好物です。画面左上に「庚辰秋九月七二叟金夢石写」とみえます。金夢石(1869~1950)は名を龢(わ)といい、民国期に活躍した画人です。七二歳にしてその筆は、敏捷なりすの姿を活写しています。