清品幽香図

せいひんゆうこうず
     

竹禅(生卒年不詳)は清代後期の僧で、俗姓を王氏といい、熹公と号しました。上海の龍華寺に住して書画を善くし、特に絵画では水墨による人物・山水・竹石に定評があります。

本作は、「四君子」の一つである蘭の盆景を描いたものですが、題名に「清品幽香」とあるように、蘭は高貴な芳香を放つため、視覚からだけではなく、嗅覚からも鑑賞される植物です。蘭の盆景を書斎に配することで、より強く山野での隠遁生活をイメージできたのでしょう。文人の愛好の一つには蘭の栽培も含まれています。

                                               
作品名清品幽香図
ふりがなせいひんゆうこうず
作者竹禅
国名中国
制作年清時代後期
寸法68.7×42.3cm
目録番号4a-1284
釈文清品幽香 竹禅

竹禅(生卒年不詳)は清代後期の僧で、俗姓を王氏といい、熹公と号しました。上海の龍華寺に住して書画を善くし、特に絵画では水墨による人物・山水・竹石に定評があります。

本作は、「四君子」の一つである蘭の盆景を描いたものですが、題名に「清品幽香」とあるように、蘭は高貴な芳香を放つため、視覚からだけではなく、嗅覚からも鑑賞される植物です。蘭の盆景を書斎に配することで、より強く山野での隠遁生活をイメージできたのでしょう。文人の愛好の一つには蘭の栽培も含まれています。

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