鄭岳(1902~1975)は字を曼青といい、蓮父などと号しました。書・画のみならず詩文・医学・拳法に熟達した「五絶」と評されており、パリ・ニューヨークなどで個展も開いています。
竹・梅に蘭と菊を加えたものを「四君子」と呼び、「三友」同様に文人に好まれる画題です。題名にある「晩香」とは、晩秋に香りを放つ菊の花をあらわしています。本作は、北京大学教授などを務めた万兆芝(1890~?)が月么督辦(不詳)なる人物の40歳の記念に贈ったものです。
作品名 | 蘭竹晩香図 |
ふりがな | らんちくばんこうず |
作者 | 鄭岳 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国16年(1927) |
寸法 | 134.7×33.2cm |
目録番号 | 5b-4822 |
釈文 | 聴雪居士鄭岳作於京華 跋:丁卯上元節為 月公督辦 四旬雙慶 豐城萬兆芝敬祝 |