楊了公(1864~1929)は、原名を錫章、字を至文といい、号の了公で通る。江蘇松江の人。清末、同盟会に参加して辛亥革命に身を投じたが、袁世凱(1859~1916)討伐に失敗すると上海租界に居住し、書を売って生計を立てた。その書は、顔真卿(709~785)・柳公権(778~865)から鄭板橋(1693~1765)・何紹基(1799~1873)を習った。本作は、同じく顔真卿から学んだ何紹基書法の影響がみられる対聯作品。顔法の結体に金石の気が融合している。
作品名 | 行書五言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょごごんついれん |
作者 | 楊了公 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 各153.0×36.5cm |
目録番号 | 4A-2739 |
釈文 | 華嫻胡蝶話 雨龢鷓鴣詩 菊坡仁兄大人正 雲間楊了公 |
楊了公(1864~1929)は、原名を錫章、字を至文といい、号の了公で通る。江蘇松江の人。清末、同盟会に参加して辛亥革命に身を投じたが、袁世凱(1859~1916)討伐に失敗すると上海租界に居住し、書を売って生計を立てた。その書は、顔真卿(709~785)・柳公権(778~865)から鄭板橋(1693~1765)・何紹基(1799~1873)を習った。本作は、同じく顔真卿から学んだ何紹基書法の影響がみられる対聯作品。顔法の結体に金石の気が融合している。