行書八言対聯

ぎょうしょはちごんついれん
     

陸潤庠は、字を雲灑といい、鳳石と号した。諡は文瑞。江蘇省元和の出身。同治13年(1874)の進士(状元)。翰林院編修を勤め、内廷に出仕すること三十余年、文学侍従の名臣としてその名を知られた。辛亥革命後は、なお清廷に仕えて、溥儀の師傅として務め、太保を授かった。書は唐代の欧陽詢・虞世南に近く、温雅朗潤な書風は見るものを惹き付ける魅力がある。本作は、『唐・王勃「九成宮東台山池賦」より取材したもの。自然の広大で美しい光景を、伸びやかな筆遣いで表現している。

                                               
作品名行書八言対聯
ふりがなぎょうしょはちごんついれん
作者陸潤庠
国名中国
制作年清末~民国
寸法各163.0×38.0cm
目録番号4A-2371
釈文霽謙仁兄大人雅正 花鳥縈紅蘋魚漾碧 雪芝獻液霜菊傾津 陸潤庠

陸潤庠は、字を雲灑といい、鳳石と号した。諡は文瑞。江蘇省元和の出身。同治13年(1874)の進士(状元)。翰林院編修を勤め、内廷に出仕すること三十余年、文学侍従の名臣としてその名を知られた。辛亥革命後は、なお清廷に仕えて、溥儀の師傅として務め、太保を授かった。書は唐代の欧陽詢・虞世南に近く、温雅朗潤な書風は見るものを惹き付ける魅力がある。本作は、『唐・王勃「九成宮東台山池賦」より取材したもの。自然の広大で美しい光景を、伸びやかな筆遣いで表現している。

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