王懿栄(1845~1900)は、清末を代表する大金石学者として知られ、劉鐡雲(1857~1909)と共に甲骨文字を発見し、その研究の端緒を開いたたことで有名です。
清末の光緒26年(1900)。八カ国連合軍が北京に侵攻した際、防衛隊長に任じられますが防ぐことができなかったため、井戸に身を投げて自殺しました。そのため伝存作品は少ないのですが、この作品は、縦170㎝あまりの大幅対聯で、文人の理想的な生活を詠みながらも、重厚な風格をそなえています。(漢字部 資料紹介 2014年10月号)
作品名 | 行書九言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょくごんついれん |
作者 | 王懿栄 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 各174.2×28.7cm |
目録番号 | 4A-1742 |
釈文 | 徳軒五兄大人属 斗室有餘歓罏香茗碗 山居無俗韻名月清風 王懿榮 |
王懿栄(1845~1900)は、清末を代表する大金石学者として知られ、劉鐡雲(1857~1909)と共に甲骨文字を発見し、その研究の端緒を開いたたことで有名です。
清末の光緒26年(1900)。八カ国連合軍が北京に侵攻した際、防衛隊長に任じられますが防ぐことができなかったため、井戸に身を投げて自殺しました。そのため伝存作品は少ないのですが、この作品は、縦170㎝あまりの大幅対聯で、文人の理想的な生活を詠みながらも、重厚な風格をそなえています。(漢字部 資料紹介 2014年10月号)