行書五言対聯

ぎょうしょごごんついれん
     
汪士鋐(1658~1723)は字を文升といい、退谷と号しました。書では笪重光(1623~1692)、姜宸英(1628~1699)、何焯(1661~1722)とともに「康熙四大家」と称されます。
本作の内容は、「松や篁(=竹)には俗な音はなく、金石には太古からの響きがある」というものです。俗世から離れ、松や竹に囲まれた書斎で、古代の青銅器や碑版法帖に触れる生活は、文人の最も理想とするものだったでしょう。対聯の書作品には、このように理想の環境をイメージさせる内容のものが多くあります。
                                               
作品名行書五言対聯
ふりがなぎょうしょごごんついれん
作者汪士鋐
国名中国
制作年清時代前期
寸法各94.0×29.2cm
目録番号4A-2801
釈文松篁無俗韻 金石有遺音 汪士鋐
汪士鋐(1658~1723)は字を文升といい、退谷と号しました。書では笪重光(1623~1692)、姜宸英(1628~1699)、何焯(1661~1722)とともに「康熙四大家」と称されます。
本作の内容は、「松や篁(=竹)には俗な音はなく、金石には太古からの響きがある」というものです。俗世から離れ、松や竹に囲まれた書斎で、古代の青銅器や碑版法帖に触れる生活は、文人の最も理想とするものだったでしょう。対聯の書作品には、このように理想の環境をイメージさせる内容のものが多くあります。

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