翁同龢(1830~1904)は、字を叔平、号を瓶廬といい、江蘇常熟の人。咸豊6年(1856)に進士第一位の状元となり、要職を歴任した大政治家であり書人。その書は、銭灃(1740~1795)を介して顔真卿(709~785)を学び、晩年には金石碑版も兼習した。また、同じく顔真卿を基礎とする何紹基(1799~1873)とも交流し、その影響を受けたという。本作は、顔法の結体・筆法に基づいて、剛毅かつ沈着に揮毫された壮年期の対聯作品。吉祥図案が施された華麗な蠟箋も見どころである。
作品名 | 楷書八言対聯 |
ふりがな | かいしょはちごんついれん |
作者 | 翁同龢 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 各162.5×32.6cm |
目録番号 | 4A-3810 |
釈文 | 君子愛人齊乎衆欲 志士脩業所恃一誠 叔平翁同龢 |
翁同龢(1830~1904)は、字を叔平、号を瓶廬といい、江蘇常熟の人。咸豊6年(1856)に進士第一位の状元となり、要職を歴任した大政治家であり書人。その書は、銭灃(1740~1795)を介して顔真卿(709~785)を学び、晩年には金石碑版も兼習した。また、同じく顔真卿を基礎とする何紹基(1799~1873)とも交流し、その影響を受けたという。本作は、顔法の結体・筆法に基づいて、剛毅かつ沈着に揮毫された壮年期の対聯作品。吉祥図案が施された華麗な蠟箋も見どころである。