譚組雲(1876~1949)は、原名を徳鍾、号を高譚といい、字の組雲で通る。江西南昌の人。のち江蘇海安に移る。貧しい家に生まれ、刻苦して書を学ぶ。上海に居住し、書を売って生計を立てた。その書は、王羲之(303~361)・顔真卿(709~785)などの諸家を融合したもので、書名では、同姓の譚延闓(1880~1930)と並び称された。本作は、顔真卿「三稿」のひとつである「争坐位文稿」の節臨作品。原本に忠実というよりも、自己の理解で意臨したもののようで、やや飄逸な気がある。
作品名 | 行書臨顔真卿争坐位帖軸 |
ふりがな | ぎょうしょりんがんしんけいそうざいじょうじく |
作者 | 譚組雲 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 147.5×36.5cm |
目録番号 | 4A-2646 |
釈文 | 又據宋書百官志八座同是第三品隋 及国家始升別作二品高自摽致誠則 尊崇向下擠排無乃傷甚 臨坐位 |
譚組雲(1876~1949)は、原名を徳鍾、号を高譚といい、字の組雲で通る。江西南昌の人。のち江蘇海安に移る。貧しい家に生まれ、刻苦して書を学ぶ。上海に居住し、書を売って生計を立てた。その書は、王羲之(303~361)・顔真卿(709~785)などの諸家を融合したもので、書名では、同姓の譚延闓(1880~1930)と並び称された。本作は、顔真卿「三稿」のひとつである「争坐位文稿」の節臨作品。原本に忠実というよりも、自己の理解で意臨したもののようで、やや飄逸な気がある。