陸潤庠(1841~1915)は、字は鳳石といい、蘇州の人。同治13年(1874)の状元及第(進士第一)。辛亥革命後は官を辞して故郷に帰り、国民党政府に係わろうとはしなかった。その書は温雅朗潤の風をそなえ、欧陽詢・虞世南に近い、と評されるほか、また館閣の気が重いともいわれる。本作は、劉熙載(1813~1881)の著書『芸概』の一文を揮毫したもので、近代で最も重要な文学評論書の一つである。
作品名 | 行書芸概語軸 |
ふりがな | ぎょうしょげいがいごじく |
作者 | 陸潤庠 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 74.1×60.7cm |
目録番号 | 4A-5068 |
釈文 | 文家叙事之学須貫六経九流 之旨叙事之筆須備五行四時 之気維其有之是以似之弗可易 也読拂柳文数十篇当自知之 楽園仁兄雅属 陸潤庠 |
陸潤庠(1841~1915)は、字は鳳石といい、蘇州の人。同治13年(1874)の状元及第(進士第一)。辛亥革命後は官を辞して故郷に帰り、国民党政府に係わろうとはしなかった。その書は温雅朗潤の風をそなえ、欧陽詢・虞世南に近い、と評されるほか、また館閣の気が重いともいわれる。本作は、劉熙載(1813~1881)の著書『芸概』の一文を揮毫したもので、近代で最も重要な文学評論書の一つである。