本作は、灯火のもとで赤い着物を仕立てる女性を描く。詩文から、この図は唐の詩人である長孫佐輔作の「答辺信(辺境からの手紙に答える)」が出典であることがわかる。内容は、辺境防衛に出征した夫からの手紙に、服を仕立てて答えるというもので、長い離別の間に、繰り返し読んだ手紙の字が擦り切れていく悲哀が詠まれている。
作品名 | 裁縫美人図扇面 |
ふりがな | さいほうびじんずせんめん |
作者 | 不詳 |
国名 | 中国 |
制作年 | 不詳 |
寸法 | 25.5×25.8cm |
目録番号 | 1F-0110-2 |
本作は、灯火のもとで赤い着物を仕立てる女性を描く。詩文から、この図は唐の詩人である長孫佐輔作の「答辺信(辺境からの手紙に答える)」が出典であることがわかる。内容は、辺境防衛に出征した夫からの手紙に、服を仕立てて答えるというもので、長い離別の間に、繰り返し読んだ手紙の字が擦り切れていく悲哀が詠まれている。