篆書陶淵明答龐参軍詩四屏

てんしょとうえんめいとうほうさんぐんししへい
     

楊沂孫(1812~1881)字は子与、号は濠叟、江蘇常熟の人。考証学や篆文・籀文に通じた学者です。同郷の翁同龢(1830~1904)と親しく交流がありました。書は鄧石如(1743~1805)の影響を受けて小篆を学び、さらに金文・石鼓文を融合し、正統派の篆書の名手として有名です。本作も新奇にはしらず、篆書本来の無機質さを愚直なまでに追及しています。

【関連書籍】

楊沂孫 陶淵明答龐参軍詩

                                               
作品名篆書陶淵明答龐参軍詩四屏
ふりがなてんしょとうえんめいとうほうさんぐんししへい
作者楊沂孫
国名中国
制作年清時代後期 光緒4年(1878)
寸法各150.5×40.0cm
目録番号4A-3095
釈文衡門之下有琴有書載弾載詠爰 得我娯豈無他好楽是幽居朝為 灌園夕偃蓬廬人之所宝尚或未 珍不有同愛云胡以親我求良友 実覯懐人観心孔洽棟宇惟鄰伊 余懐人欣徳孜々我有旨酒与汝楽 之乃陳言好乃著新詩一日不見 如何不思嘉遊未〓誓將離分送 爾于路銜觴無欣依々旧楚〓々西雲 之子之遠良話曷聞昔我云別倉 庚載鳴今也遇之霰雪飄零大藩 有命作使上京豈忘宴安王事靡 寧慘々寒日肅々其風翩彼方舟容裔 江中勗哉征人思在始終敬茲良 辰以保爾躬 陶淵明答龐参軍詩一首 光緒戊寅夏五月濠叟楊沂孫篆

楊沂孫(1812~1881)字は子与、号は濠叟、江蘇常熟の人。考証学や篆文・籀文に通じた学者です。同郷の翁同龢(1830~1904)と親しく交流がありました。書は鄧石如(1743~1805)の影響を受けて小篆を学び、さらに金文・石鼓文を融合し、正統派の篆書の名手として有名です。本作も新奇にはしらず、篆書本来の無機質さを愚直なまでに追及しています。

【関連書籍】

楊沂孫 陶淵明答龐参軍詩

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved