隷書八言対聯

れいしょはちごんついれん
     

楊逸(1864~1929)は字を東山、号を魯石と称した。晩年は無悶と号した。江蘇上海の人。早年に高邕(1850~1921)の家に住んだことから影響を受け、詩書画を善くした。漢の「石門頌」からもっとも多くを学んだ。呉昌碩(1844~1927)・翁同龢(1830~1904)らとも親交が篤く豫園書画慈善会の発起人にもなった。

石門頌風のゆったりした書風が、漢の瓦磚をモチーフにした染紙箋とよく調和している。遠く四川の渓谷を見渡す山水画が目に浮かぶようである。

                                               
作品名隷書八言対聯
ふりがなれいしょはちごんついれん
作者楊逸
国名中国
制作年民国12年(1923)
寸法各162.0×31.5cm
目録番号5A-1099
釈文條甫仁兄大雅鍳 峻閣臨谿静庭得月 遠山擁木宿露縣崖 癸亥季冬楊逸

楊逸(1864~1929)は字を東山、号を魯石と称した。晩年は無悶と号した。江蘇上海の人。早年に高邕(1850~1921)の家に住んだことから影響を受け、詩書画を善くした。漢の「石門頌」からもっとも多くを学んだ。呉昌碩(1844~1927)・翁同龢(1830~1904)らとも親交が篤く豫園書画慈善会の発起人にもなった。

石門頌風のゆったりした書風が、漢の瓦磚をモチーフにした染紙箋とよく調和している。遠く四川の渓谷を見渡す山水画が目に浮かぶようである。

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