隷書集紀泰山銘八言対聯

れいしょしゅうきたいざんめいはちごんついれん
     

兪樾(1821~1906)は、清末の学者であり書法家で、字を蔭甫といい、曲園居士と号した。30代で官から退いた後、古典・古語の研究に専念した。呉昌碩(1844~1927)の文学・訓詁学の師。書は各体を善くし、篆・隷書がたくみであった。蘇州・寒山寺にある著名な「楓橋夜泊詩碑」は兪樾の筆である。本作は、唐・玄宗御筆「紀泰山銘」からの集字とあるが、原碑にとらわれない独特の表現美がある。

                                               
作品名隷書集紀泰山銘八言対聯
ふりがなれいしょしゅうきたいざんめいはちごんついれん
作者兪樾
国名中国
制作年清時代後期
寸法各197.5×43.0cm
目録番号4A-2927
釈文芝田尊兄大人属集紀太山銘字 脩武揆文允矣聖相 報功崇徳美哉昌時 曲園兪樾

兪樾(1821~1906)は、清末の学者であり書法家で、字を蔭甫といい、曲園居士と号した。30代で官から退いた後、古典・古語の研究に専念した。呉昌碩(1844~1927)の文学・訓詁学の師。書は各体を善くし、篆・隷書がたくみであった。蘇州・寒山寺にある著名な「楓橋夜泊詩碑」は兪樾の筆である。本作は、唐・玄宗御筆「紀泰山銘」からの集字とあるが、原碑にとらわれない独特の表現美がある。

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