本作は、神農のころの雨師(雨の神)であったとされる赤松子を描いたものである。赤松子は水に入っても濡れず、火に入っても焼けず、西王母の石室に宿り風雨とともに山を上り下りし、神農の末娘が赤松子を追ってきて仙人になり、二人とも姿を消したと伝わっている。その容貌に関する記載はないが、本作では、飄然としたユーモラスな姿に描かれている。
作品名 | 雨師赤松子図扇面 |
ふりがな | うしせきしょうしずせんめん |
作者 | 王震 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国8年(1919) |
寸法 | 19.8×51.8cm |
目録番号 | 1F-0148-2 |
釈文 | 赤松子神農時雨師 煉神眼気能入水不濡 入火不焚至崑崙山常 西王母室中随 風雨上下炎帝少女追之 亦得仙去高辛時 為雨 師時遊人間 己未秋日為 静亭仁兄先生属 白龍山人王震 |
本作は、神農のころの雨師(雨の神)であったとされる赤松子を描いたものである。赤松子は水に入っても濡れず、火に入っても焼けず、西王母の石室に宿り風雨とともに山を上り下りし、神農の末娘が赤松子を追ってきて仙人になり、二人とも姿を消したと伝わっている。その容貌に関する記載はないが、本作では、飄然としたユーモラスな姿に描かれている。