鷹硯

しょうけん
     

鷹が桃を啄む姿を硯縁に彫った硯。やや黄緑がかった石材は黎渓石である。黎渓石は、端渓と比べると鋒鋩が弱いが、帯状のものは特に珍重された。

裏面は、張照(1691~1745)が唐・崔琪の心教大師碑の中、「仙露明珠、詎能方其朗潤。松風水月、未足比其清華。」を引用する。庚寅四月は、康熙49年(1710)であり、進士及第の直後であることもあって、張照の書であるかどうかは疑わしい。

                                           
作品名鷹硯
ふりがなしょうけん
作者不詳
国名中国
制作年清時代前期 康熙49年(1710)銘
寸法14.0×9.0×2.3cm
目録番号N24-10

鷹が桃を啄む姿を硯縁に彫った硯。やや黄緑がかった石材は黎渓石である。黎渓石は、端渓と比べると鋒鋩が弱いが、帯状のものは特に珍重された。

裏面は、張照(1691~1745)が唐・崔琪の心教大師碑の中、「仙露明珠、詎能方其朗潤。松風水月、未足比其清華。」を引用する。庚寅四月は、康熙49年(1710)であり、進士及第の直後であることもあって、張照の書であるかどうかは疑わしい。

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