黄緑雲池硯

おうりょくうんちけん
     

黄緑色を帯びた硯で、端渓特有の紫色とは異なる趣である。墨池を雲の形状とした以外は、とてもシンプルな硯式である。石質は、鋒鋩(ほうぼう)がやや粗く、黎渓石の可能性があるが判然としない。墨堂の縁の部分は柔らかく彫られており、やや古い硯式の硯かと思われる。

                                           
作品名黄緑雲池硯
ふりがなおうりょくうんちけん
作者不詳
国名中国
制作年不詳
寸法3.5×13.6×19.5cm
目録番号E1-1

黄緑色を帯びた硯で、端渓特有の紫色とは異なる趣である。墨池を雲の形状とした以外は、とてもシンプルな硯式である。石質は、鋒鋩(ほうぼう)がやや粗く、黎渓石の可能性があるが判然としない。墨堂の縁の部分は柔らかく彫られており、やや古い硯式の硯かと思われる。

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