「桃源」は陶淵明の「桃花源記」の桃源郷をさす。晋代、王道真が桃の花が流れる源に、秦の悪政を避けて暮らす人びとが、暦も知らずに晴耕雨読する桃源郷を尋ね得たが、再び太守らを伴って尋ねたところ、道を失い至ることが出来なかった理 […]
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「桃源」は陶淵明の「桃花源記」の桃源郷をさす。晋代、王道真が桃の花が流れる源に、秦の悪政を避けて暮らす人びとが、暦も知らずに晴耕雨読する桃源郷を尋ね得たが、再び太守らを伴って尋ねたところ、道を失い至ることが出来なかった理 […]
湖上にて座禅を組む道士とその弟子、そして彼に仏教の教えを受け両手をあわせて拝む女性・・・「湖上参禅」は北宋の方勺(1066~?)『泊宅編』の一節を画題としたもので、よく取り上げられた故事。道士は蘇軾(1037~1101) […]
最晩年の作品。唐の詩人朱慶餘の七言絶句「宮詞」の一節を引用する。鸚鵡は人の言葉を真似るのが巧みなことから、「言鳥」の異名を持つ。また唐の玄宗が時 を忘れて楽しんだことから「時楽鳥」の名がついた。杜甫や李白もまた鸚鵡を題材 […]
観峰館が所蔵する銭慧安(1833~1911)作品の中では、最早期の作品。本図は物語の挿絵として描かれたものらしく、外に出て川辺を指さす少年の声にさそわれて戸口からのぞき見る幼児と母親の 姿や表情が、物語の展開を感じさせる […]