本日、土曜講座「秋季特別展の見どころ① 貫名菘翁「いろは大字屏風」について」を実施いたしました。ご来館・ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
本日の講座では、貫名菘翁(1778~1863)の展示作品を取り上げ、菘翁と名乗る71歳以前の作品から最晩年の作品を通して、その書風の変遷をたどるとともに、なぜ菘翁が80歳を超えて「いろは大字屏風」を書いたか、その疑問について、考察しました。
菘翁作品は、東近江・近江八幡地域に多く伝わっていますが、同地域に菘翁の書画を受けいれることができる「文化」があったことを、この展覧会及び講座を通して、地域の人びとに誇りに思っていただけましたら幸いです。
秋季特別企画展「文人の行き交う街-近江商人が紡いだネットワーク-」は11月21日(日)まで開催しております。皆様のご来館をお待ちしております。
【展覧会情報】