昨日2021年11月13日(土)、「竜田を語る会」が主催する講演会「五個荘コミセン歴史公開講座」で、当館学芸員が講演を行いました。
講演タイトルは「建部伝内と東近江地域−秀吉の右筆を務めた武将 建部伝内−」というものです。建部伝内(1522~1590)は、この地域出身の武将であり、書家として、信長、秀吉等、当時の有力者たちにその才能が認められていた人物です。
しかし、現在では、忘れ去られた伝説上の人物となっています。そこで、今一度、建部伝内の事績や遺墨、葬送地である東光寺(西老蘇)所蔵の伝内像を調査し、伝内だけでなく、子孫たちも地域との繋がりを持ち続け、地域にその足跡を残した偉人であることを伝えました。この講演会が、伝内の再評価の場となることを願っています。
会場となった五個荘コミュニティセンターは近江鉄道「五箇荘」駅から徒歩で約10分です。観峰館と五箇荘駅の間にあります。五個荘コミュニティセンターご利用の際は、ぜひ観峰館まで足を延ばしていただければ幸いです。
秋季特別企画展「文人の行き交う街-近江商人が紡いだネットワーク-」は11月21日(日)まで開催しております。皆様のご来館をお待ちしております。
【展覧会情報】