本日、【日本習字会員限定】観峰館オンライン講座を実施しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
本日の講座では、趙世駿(?~1928)が褚遂良(596~658)の《雁塔聖教序》を臨書した作品《楷書臨雁塔聖教序四屏》を取り上げました。
まず近代中国書法史における趙世駿の位置付けと、手本となっている《雁塔聖教序》の内容と特徴について確認しました。そのことを踏まえて、《雁塔聖教序》と趙世駿の臨書作品を比較し、造形分析を行いました。
結果、一見そっくりに臨書している作品のようでありながら、一部の字形と線質に変更を加えている、趙世駿独自の臨書であることを明らかにしました。本講座が、作品鑑賞の一助になれば幸いです。
来月も観峰館オンライン講座を開催します。詳しくは下記をご覧ください。
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