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特別企画展「中国山水画の精華―北宋から20世紀まで―」

     

新館 特別展示室

開催日: 2019年9月21日 - 2019年11月17日カテゴリー:

 

【展覧会概要】

日本でも馴染み深い画題である山水画は、実景をありのままに描写する西洋の風景画とは趣を異とし、知識階級である文人たちの思想や理想を反映した、高い精神性が求められる芸術でした。文人たちは、清雅な山野での生活に憧れながらも、俗世で身を立てなければならないという矛盾を、山水画を描き、鑑賞することで解消しようとしていたのでしょう。しかし近代になると、文人山水画の伝統を継承する作家がいる一方で、西洋文化との接触を背景にしつつ、経済力を持つようになった商人など一般庶民の嗜好にあう、新しい雰囲気の山水画が制作されるようにもなり、多種多様な作風の作品が世に出るようになります。

本展では、中国山水画の歴史を、その黄金期ともいえる北宋から南宋・元・明・清各時代の名品を通じて紹介するとともに、観峰コレクションの中核である清朝後期から20世紀の資料群より近代山水画の優品を抽出して展観し、中国山水画の魅力に迫ってゆきます。

 

▼出品リスト等はこちら(展示点数約50点)※期間中展示替えあり。

観峰館 令和元年(2019)特別企画展「中国山水画の精華―北宋から20世紀まで―」出品リスト(573KB)

 

【主な展示作品】

宋・燕文貴「江山楼観図」大阪市立美術館

南宋・米友仁「遠岫晴雲図」大阪市立美術館(後期展示)

元・倪瓚「疎林図」大阪市立美術館

明・沈周「幽居図」大阪市立美術館

清・王鑑「倣黄公望山水図」京都国立博物館(後期展示)

清・姜筠「秋江漁父図」観峰館

近代・溥儒「山水図」観峰館

近代・呉淑娟「蜀棧暁行図」観峰館

近代・陶冷月「夜景図」観峰館

現代・李頴「峡江清暁図」観峰館

 

【図録】

中国山水画の精華-北宋から20世紀まで-

 

【同時開催】

瓦当 ~中国古代の造形美~ & 対聯の書と法帖

 

【次回の展覧会】

瓦当~中国古代の造形美~/中国の人物画

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