新館 特別展示室
【展覧会概要】
仏絵師とは絵画で仏の姿を表現する絵師で、伝統技法に裏打ちされた高い技術と、礼拝対象となる清新な仏の姿を描き出せる精神性が要求されます。全国の各宗本山・寺院に仏画、曼荼羅、涅槃図、尊像をはじめ多くの仏教絵画を納めてこられた藤野氏は、その卓越した画技と清らかさが称賛されています。
過去にも各地で3回の展覧会を催されますが、今回は画業50周年となる節目に、本展覧会のために制作した「江戸様式涅槃図(縦176㎝横145㎝)をはじめ、「菩薩像」「両界曼荼羅」「観経変相図」「明王図」「敦煌壁画模写」チベット様式の仏画・タンカなどを合わせた43点を展示します。これらは、藤野氏一人で制作したものばかりではなく、氏の理念を学びながら苦楽をともにした若い絵師たちが、氏が主宰する工房「楽詩舎」で描いた仏画です。
仏画は、一旦寺院に奉納されると民衆を教導し、祈りの対象となります。色彩豊かで華やかな一面、華美に過ぎず静かに、手を合わせる者を慈悲深く見つめてくれる存在です。静かな展示室で、ゆっくりと仏との対話をなさってください。
【イベント情報】
※新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、下記のイベントは中止となりました(2/26時点)
☆藤野正観氏によりますギャラリートーク
3月1日(日)14:20~
(13:30~ティンホイッスル&ハープ演奏のミニコンサート終了後)
参加費;無料(入館料が必要です)
☆土曜講座「仏画の見方・描き方」
3月7日(土)13:00~14:00
参加費;500円(館内見学可)
定 員;20名(要予約 ☎0748-48-4141)
【広報物】
【同時開催】