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春季企画展「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」

     

新館 特別展示室

開催日: 2022年4月16日 - 2022年6月12日カテゴリー:

新型コロナウィルス感染拡大防止対策を行っております。ご来館の際はこちらをご確認ください。

 

隠元隆琦/書(鶴亭/画)「八十自祝偈」寛文6年(1666)京都・萬福寺所蔵

【展覧会概要】【主な展示作品】【イベント情報】【関連出版物】【メディア掲載情報】【広報物】【お得な情報】【同時開催】【動画】【次回の展覧会】

 

【展覧会概要】

黄檗宗の宗祖・隠元隆琦(1592~1673)の来朝は、臨済宗を中心とする禅宗寺院に大きな「インパクト」をもたらしました。江戸時代前期の近江は、室町時代後期の戦乱により荒廃した寺院が多く、それらの再興にあたっては、黄檗僧が多く関与することとなります。特に東近江地域は、永源寺に隠元隆琦が当山し、当時、永源寺の住持であった如雪文巌(1601~1671)と交流しています。また、蒲生郡日野町には黄檗宗寺院が点在していますが、このことは後水尾法皇(1596~1680)の深い帰依を受けた龍渓性潜(1602~1670)が、正明寺など主要寺院の中興開山として迎えられたことによります。また、その龍渓が隠元を住持として迎え入れようとした妙心寺派にあっても、黄檗僧の墨積・絵画などが伝わり、現在でも重要な什物として位置付けられています。

そして、黄檗僧ならびに商人がもたらした中国舶来の書画は、羨望の眼差しの中で受け入れられ、多くの寺院に寄進され什物となったほか、地域の書画家に影響を与えました。そのことから、近江という地域が、京都・大坂とは異なる独自の文化を築いていたともいえるでしょう。

この展覧会は、隠元隆琦禅師350 年遠諱にあたり、東近江地域の所縁の寺院に伝わる所蔵品を中心として、黄檗宗のもたらした「インパクト」を探るものです。地域に伝わる貴重な書画の数々をご覧ください。

協力:黄檗宗大本山萬福寺/栗東歴史民俗博物館

観峰館 令和4年(2022)年度 春季企画展「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」出品リスト

観峰館 令和4年(2022)年度 春季企画展「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」展示パンフレット


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【主な展示作品】

1st. 隠元隆琦

宗祖・隠元隆琦は、普門寺(大阪)、萬福寺を拠点として、東近江地域にも大きなインパクトをもたらしました。本章では、萬福寺に所蔵される隠元所縁の墨跡や、隠元を招聘した逸然性融(1601~1668)等の作品の中、隠元が賛を添えた絵画をご紹介します。

隠元隆琦「遺偈」寛文13年(1673) 4月3日 京都・萬福寺所蔵

費隠通容/賛・張琦/画「費隠通容像」崇禎15年(1642) 京都・萬福寺所蔵

隠元隆琦/賛・逸然性融/画「達磨像」明暦3年春(1657) 京都・萬福寺所蔵

 

 

2nd. 東近江の黄檗宗寺院

東近江地域には、黄檗宗寺院が点在しています。ここでは、同地域の正瑞寺、小松寺、正明寺を復興させた黄檗僧の頂相を取り上げます。

隠元隆琦/賛・喜多道矩/画「隠元騎獅像」 江戸前期 滋賀・正瑞寺所蔵

即非如一/賛・喜多元規/画「龍渓性潜像」江戸前期 滋賀・正明寺所蔵

月潭道澄/賛「鉄眼道光像」江戸前期 滋賀・小松寺所蔵

3rd. 隠元隆琦と如雪文巌

一絲文守とともに永源寺の再興に貢献した如雪文巌(1601~1671)は、隠元と積極的な交流をはかり、同寺にさまざまな黄檗文化をもたらしました。その影響は、妙心寺派寺院の什物や、頂相の描き方にも及んでいます。

隠元隆琦/書「乾徳寺」江戸前期 滋賀・乾徳寺所蔵

香山祖桂/自賛・木村徳栄/画「香山祖桂像」延宝5年(1677) 滋賀・大徳寺所蔵

木村徳栄/画「釈迦如来坐像」江戸前期 滋賀・大徳寺所蔵

4th. 黄檗インパクト

黄檗宗がもたらしたインパクトは、東近江地域にある妙心寺派寺院の什物や、頂相の描き方にも及んでいます。また、後水尾法皇、照山元瑶などは、黄檗宗を積極的にサポートしました。

真敬法親王/賛「後水尾法皇像」宝永2年(1705) 滋賀・正明寺所蔵

照山元瑶/自賛「照山元瑶像」宝永2年(1705)賛 滋賀・正明寺所蔵

照山元瑶/寄進「鷹図」江戸中期 滋賀・正明寺所蔵

5th. 魅惑の黄檗美術

蘭渓若芝をはじめ、黄檗美術を繋いだ画家と、その影響を受けた葛蛇玉、伊藤若冲らの絵画作品を取り上げます。また、地元・五個荘塚本町出身の無染浄善(1693~1764)の活動の足跡を追っていきます。

伊藤若冲/画・無染浄善/賛「瓢箪牡丹図」の内「牡丹図」江戸中期 京都・細見美術館所蔵(前期展示)

伊藤若冲/画・桂州道倫/賛「瓢箪牡丹図」の内「瓢箪図」江戸中期 京都・細見美術館所蔵(前期展示)

伊藤若冲/画 蒲庵浄英/自賛「蒲庵浄英像」寛政7年(1795) 京都・萬福寺所蔵

小原慶雲/画「涅槃図」享保6年(1721) 滋賀・円満寺所蔵

葛蛇玉/画「鯉魚図」江戸中期 滋賀・曹源寺所蔵(後期展示)

 

 

▼バーチャル観峰館でも春季展をご覧いただけます

 

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【イベント情報】

Web内覧会 春季企画展「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」

土曜講座「東近江地域の黄檗文化」

アンティークオルゴール鑑賞会

ギャラリートーク&ミニコンサート

土曜講座「黄檗の美術~伊藤若冲を中心に~」


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【関連出版物】

展示作品の一部が掲載されています。※本展の図録ではありません。

文人の行き交う街-近江商人が紡いだネットワーク-

近江仏画めぐり


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【メディア掲載情報】

毎日新聞(2022年5月7日(土)滋賀版)

京都新聞(2022年4月27日)

中日新聞(2022年4月21日(木)びわこ版)

滋賀県博物館協議会(2022年4月16日)

号外NET東近江市・近江八幡市(2022年4月15日)

Kita-Colle ART(2022年3月18日)

東近江市観光Web(2022年3月15日)

禅文化(第263号、2022年1月25日)


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【広報物】

春季企画展「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」A4チラシ(1.56MB)

滋賀県東近江市の博物館・美術館 2022冬の展覧会ポスター(2.05MB)

 

▼報道関係の皆様へ

プレスリリース2022年度 観峰館 春季企画展「黄檗インパクト」(919KB)


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【お得な情報】

「ミュージアムぐるっとパス・関西2022」のご案内

「ミュージアムぐるっとパス・関西2022」のご案内(観峰館でご利用の場合)

国際博物館の日(5月18日)


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【同時開催】

顔真卿の書に学ぶ-館蔵法帖名品選-/顔真卿の遺伝子-顔法を受け継いだ人びと-


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【動画】

▼2022年4月15日16:00から実施の「Web内覧会」はこちら


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【次回の展覧会】

夏季企画展「きれいな字―近代中国と日本の書―」


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