
【概要】
観峰館は本年、開館30周年を迎えます。
それを記念して、この秋、国宝 王羲之「孔侍中帖」(前田育徳会蔵)を展示することになりました。
他にも、王羲之と同時代の肉筆資料や、北宋の代表的名筆などを展示予定!ぜひご期待ください!
【会期】
令和7年(2025)10月1日(水)~10月26日(日)の26日間限定!!
(会期中休館日なし)
ぜひ、今からご予定を!
【主な展示作品】
■国宝 王羲之「孔侍中帖」 唐時代(7~8世紀)摸 前田育徳会蔵(トップ画像)
真蹟の伝わらない王羲之の書風を知ることのできる最良の摸本で、奈良時代に日本に来ました。カスレや虫食いまでも精巧に再現されています!
■王羲之「集王聖教序」 北宋拓本 原碑 唐時代(7世紀) 黒川古文化研究所蔵
「聖教序」は玄奘三蔵の漢訳仏典に太宗が与えた序文。「集王…」は王羲之の文字を集めて本文を作ったもの。宋拓とされる本品は損傷が少なく貴重。
■重要文化財 「李柏尺牘稿」 西涼時代(4世紀) 龍谷大学図書館蔵
大谷探検隊がシルクロードで発掘した李柏による手紙の草稿。王羲之と同時代の肉筆文書で、大変貴重。王羲之の初期の書風に近いものと考えられています。
■重要文化財 蘇軾「行書李白仙詩」 北宋時代(11世紀) 大阪市立美術館蔵

署名はないものの、宋の三大家の一人である蘇軾(1036~1101)58歳の作と認められている作品。躍動感あふれる自在な運筆が魅力の名品。
【主 催】
(公財)日本習字教育財団 観峰館