款記にあるように、「南田翁」こと惲寿平(1633~1690)の筆意に倣い描いた花卉画。小品ではあるが、金紙に彩色明瞭に描かれた画風は、宮廷画家として活躍した沈振麟(生卒年不詳)の技量が見事に発揮されている。なお本作は、三品の金紙の団扇を同一表装したもので、その中の一品は葉桐(生卒年不詳)の作。当館に収蔵する「合作百子呈祥図」は沈振麟と葉桐との合作作品であり、葉桐もまた宮廷画家と考えられる。印文は不詳。
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梅竹競秀図団扇
菊花図団扇
合作百子呈祥図
作品名 | 花卉図団扇 |
ふりがな | かきずだんせん |
作者 | 沈振麟 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 24.5×25.5cm |
目録番号 | 5a-0034-2 |
釈文 | 癸酉夏五仿 南田翁筆意 沈振麟 |
款記にあるように、「南田翁」こと惲寿平(1633~1690)の筆意に倣い描いた花卉画。小品ではあるが、金紙に彩色明瞭に描かれた画風は、宮廷画家として活躍した沈振麟(生卒年不詳)の技量が見事に発揮されている。なお本作は、三品の金紙の団扇を同一表装したもので、その中の一品は葉桐(生卒年不詳)の作。当館に収蔵する「合作百子呈祥図」は沈振麟と葉桐との合作作品であり、葉桐もまた宮廷画家と考えられる。印文は不詳。
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