書譜(安麓村本)

「書譜」は、唐時代の孫過庭(648~703)によって書かれた書論です。原本は現在、台北の国立故宮博物院が所蔵しています。書を論じた内容とともに、草書学習における手本として、古くから用いられてきました。 本作は、清時代の大 […]

       

蘭亭序(定武本)

「蘭亭序」は書聖・王羲之(303?~361?)の代表作です。永和9年(353)、蘭亭(浙江省紹興市)で宴が行われたとき、集まった人々が詩を作りました。それらの詩をまとめた詩集に、王羲之が序文を書くこととなります。酒に酔い […]

       

行書団扇

近代詩人の詩二首を行書で書いた作品。林紹年(1845~1916)は、福建閩県の人。字は賛虞。1874年に29歳で進士に及第し、翰林院編修を授かる。西太后(1835~1908)が頤和園の修復に海軍費を流用したことに激しく抗 […]

       

花鳥図団扇

叭々鳥は、中国南部から南アジア一帯、日本にも広く分布している野鳥で、澄んだ声で、いろんな音を真似ます。九官鳥と同じように、人の声もまねるので、早くから飼い鳥として親しまれてきました。絵画にも、よく描かれ、全体は黒い羽毛に […]

       

楷書黄庭堅論書扇面

陳宝琛(1848~1935)は、字は伯潜、伯泉。号は弢庵と称した。福建省閩州の人。同治7年(1868)の進士。官は太保に至り、宣統帝・愛新覚羅溥儀の太傅(補佐官)を務めた。本書は、彼が影響を受けた黄庭堅(1045~110 […]

       

船中人物図扇面

舒浩(生卒年不詳)は、清時代後期を代表する画家・銭慧安等と並び称された画家で、上海で活躍した。 本図は、落款にもあるように、ある文士(先生)が舟に酒を積み、楽しもうとしたところ、雨が降り出し、衣を濡らす様子を描く。雨が降 […]

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