無量寿仏図

朱子暉(生卒年不詳)は不詳。近代に上海で活動していた画家と思われる。洞窟の中で落ち葉に座禅した像、眉は長く垂れ、洞窟には長寿を象徴する霊芝が見られる。達然という人物の三十歳の誕生日を祝うために贈られた。

       

無量寿仏図

劉松庵(生卒年不詳)は天津出身、室名を仰山廬という。医者として名を馳せたが、書画も善くした。家には多くの書画を収蔵していたという。赤い法衣から半身を露出し、左手には赤い葉を持つ。香炉からは煙が細く浮かび上がる。

       

無量寿仏図

蒋洽(1864?~1942)は、字を宜安、別に百花庵主と号した。蘇州出身。沙馥(1831~1906)の弟子で、人物画の技法を良く引き継いだ。後にそびえる木が大きく刳り抜かれ、まるで洞窟で修行しているかのような表現である。 […]

       

無量寿仏図

沈嘯梅(1875~1949)は、字を光初、痩鶴老人などと号した。浙江省寧波出身。若い頃は銭慧安(1833~1911)に私淑し、上海に居を構えてからは任伯年(1840~1895)に師事し、入室の弟子となった。また呉昌碩(1 […]

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