篆書八言対聯

呉大澂(1835~1902)は字を清卿といい、愙齋と号した。江蘇呉県の人。同治7年(1866)の進士。官は湖南巡撫に至った。清末を代表する金石学者であり、書や篆刻でも名を知られる。 「甘醴」は「甘き泉水」、「嘉禾」は「め […]

       

隷書田園楽句軸

本作は、隷書で「桃華原裏の人家」と揮毫する。これは、唐代の自然詩人である王維が、陶淵明の「桃花源記」を引用して詠んだ「田園楽」の一句で、理想的な隠者の生活を「桃源郷」に仮託したもの。筆は清中期の学者で能書家の桂馥(173 […]

       

行書八言対聯

何紹基(1799~1873)、字は子貞、東洲または蝯叟と号した。湖南道州の人。道光16年(1836)の進士。官は四川学政に至ったが、直言によって罷免され、のち書院の主講となって子弟の教育につとめた。その学問は広く、特に小 […]

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